西武中村剛也内野手(35)が4日、メットライフドームで契約更改交渉を行い、現状維持の2億8000万円でサインした。

3年契約が切れ、新たに取得した海外FA権を行使して残留。「年も年ですし、言い方は悪いですけど、FA権をずっと保持しているのもめんどくさいというか。“骨をうずめる”とか、あんまりそういうのは好きじゃないんですけど、はたから見たらそうなる。今まで育ててもらったライオンズで今年達成できなかったことに挑戦する。もう1回、日本一になりたい」と、独特の言い回しでチームへの思いを語った。

春先に絶不調に陥り、故障で2軍も経験したが、夏場から持ち前の打棒が復活した。通算400号にあと15本と迫る来季へ「きっちり意識してやりたい。あっという間に過ぎ去っていけるように。普通にゲームに出ていれば、いける数字。長打、ホームランをたくさん打って、400号をすぐ達成して、チームに貢献できれば」。大台も通過点と捉え、今季届かなかった日本一だけを見据えて打ちまくる。(金額は推定)