ロッテ成田翔投手(20)が19日、千葉市立緑町小学校で行われた「マリーンズ算数ドリル」の贈呈式に参加し、各学年の代表生徒にドリルを手渡した。「今シーズンはみなさんの期待に応えられなくて悔しい思いをしたので、今は練習を頑張っています。皆さんも勉強と部活両方頑張って、来年マリンに元気な姿を見せて下さい」とエールを送った。

3年目の今季は、5試合に登板し0勝0敗、防御率4・50で念願の初勝利はならなかった。しかしイースタン・リーグでは27試合に登板し、1勝1敗2セーブ防御率3・53の成績を残した。10月に行われた野球のU23(23歳以下)ワールドカップで代表に選出され、救援投手部門でベストナインに選出されると「2018日米野球」にも追加招集。侍ジャパンのトップチームも経験した。

来季の目標には「先発だったら初勝利を挙げて、2桁勝ちたい。中継ぎなら50試合登板を目標にしたい」と力を込めた。

なお、同ドリルは「NPO法人ちば算数・数学を楽しむ会」の製作協力のもと、千葉ロッテマリーンズが製作した野球やマリーンズの問題が満載の自習用教材ドリルで、千葉市内の全児童約50000人に配られる。この試みは2011年の夏休みから始まり、冬休み、春休みと同様の規模で配布されており、今回で23回目の配布。千葉市内の全小学校へ無償配布される。