ルーキーから活躍して、淡路島に戻ってきます! 阪神ドラフト1位の大阪ガス・近本光司外野手(24)が28日、兵庫県淡路市内のホテルで開かれた東浦中学校野球部OB有志による「激励会」に出席した。

「自分は淡路島で育ち、淡路島で野球をしてきた。これからは、1日1日が勝負の世界になる。結果が出なかったときに、初心に帰って淡路島を思い返せればなと思います」

会の途中では、壇上で自身が在籍していた仮屋クラブや東浦中野球部の野球少年を前に「ミニ野球教室」を敢行。キャッチボールでサイン入りボールをプレゼント。スイング指導も行うなど、参加した少年たちを喜ばせた。「自分も小さいころに、天理の中村監督(当時は阪神)の野球教室に参加したことがある。今でも覚えていますし、印象に残る1日だった。今度は子どもたちに夢とか希望を与えられるようにしたい」。早ければ来オフにも淡路島で野球教室を行うプランも掲げた。

地元の声援も背に受けた。淡路市長の門康彦氏(72)は「活躍して淡路佐野野球場でキャンプを張ってほしい」と地元の星にエール。年末年始は淡路島で過ごす予定。1月からは鳴尾浜で新人合同自主トレに参加する。すっきりと地元でリフレッシュした近本が、虎にやってくる。【真柴健】