2年目のシーズンへ、日本ハム栗山監督が清宮へ大きな目標を設定した。「今年、しっかりやらないと侍ジャパンに選ばれない。そのためには、30本ないとダメだろう」。来年に迫った東京オリンピックで、野球は3大会、12年ぶりに復活が決まった。トップチームで代表未経験の清宮が出場するためには、ペナントレースでの飛躍的な活躍が重要になってくる。

昨年12月、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で、清宮を“個人面談”した。その場で、思いの丈をしっかりと伝えた。「1度、きちんと話しをしたかったから。チームが優勝するためには幸太郎の活躍は不可欠」と、今季は30本塁打を期待した上で「4番を取りにいって欲しい。それも、(中田)翔が元気なうちに取りにいかないとダメ」と、中田との激しい4番争いが、19歳の成長につながると見ている。

球界を代表するアーチスト育成へ。勝負の2年目が、いよいよ始まる。【中島宙恵】