ゆかりの地が追悼ムードに包まれた。元楽天監督で18年に膵臓(すいぞう)がんで死去した星野仙一氏(享年70)の一周忌にあたる4日、楽天生命パークに半旗が掲げられ、球団職員60人による黙とうがささげられた。お膝元・倉敷の百貨店では「星野仙一記念館」が収蔵し、普段は展示されない写真などを特別公開。4日まで献花台も設けられた。

立花社長は仕事始めの訓示で重ねて哀悼の意を表した。「2013年以来の日本一、そして、180万人の動員達成に向けて星野さんの『闘う気持ち』『お客様を大切にする気持ち』を継承しつつ、気持ちを新たに『RESTART!』しましょう。そして、『日本一愛される球団』になるために、チームと職員が一丸となり、ファンの皆様に感動を与えられる仕事をしましょう」。練習で球場を訪れた、明大の後輩でもある島内は「今年こそ、いい報告ができるように。天国で見守っていてください、という気持ちです」と神妙な面持ちで誓った。