西武4年目の国場翼投手(25)が12日、ソフトバンク東浜巨投手らと沖縄県内で行った自主トレを打ち上げた。

沖縄県うるま市出身の国場にとって同郷の東浜は憧れの存在だった。「中学3年の時、東浜さんが沖縄尚学の3年生で、テレビで見ていました。大スター」。東浜に弟子入りしようと直接電話をかけ、ともに自主トレを行うことを申し込んだ。

15年ドラフト8位で西武入りした国場は、1年目の16年に2試合登板したが、その後2年間1軍昇格はなかった。「今年は勝負の年。ツーシーム、カットボールを覚えたい」と東浜の勝負球を習得し、投球の幅を広げることが目的だった。

5日から約1週間の自主トレに参加。この日は球場のマウンドに立ち、東浜が打席に入って投球練習。東浜を相手にカットボールやツーシームを投げ込んだ。「今のはいい!」「今のはホームランボール!」と打席から東浜が厳しく採点した。

国場は「東浜さんは誰にでも同じように接してくれる。アドバイスも聞きやすい。今季は先発なら5勝、中継ぎなら30試合以上が目標です」。東浜ボールで春季キャンプから開幕1軍へ猛アピールする。