オリックスのドラフト5位、宜保翔内野手(18=未来沖縄)が14日、今オフに発足したプロ野球沖縄県人会に入会したことを明かした。

同会は中日又吉克樹ら現役選手が中心になって活動開始。昨年12月に沖縄で行われた又吉の野球教室にも飛び入りで参加させてもらった。

県人会発足の話を伝え聞き、入会を希望していたところに、ちょうど関係者から連絡が入った。県人会とは別に、ソフトバンク嘉弥真やオリックスの先輩比嘉らとも交流している。沖縄愛だけでなく向上心にあふれている。

「自分から話しかけるようにしています。1軍経験のある方と話す機会が多くて、そういう選手になりたいというイメージができてきました。負けないようにやっていきたいし、吸収できるものを吸収して自分のものにしたい」。高校生ながらプレースタイル同様の積極的な姿勢で成長につなげようとしている。

創設4年の未来沖縄高で初のプロ選手。昨春、初めて県大会を制して、校名とともに宜保も脚光を浴びる存在になった。高い身体能力で、走攻守3拍子そろう。最速145キロを投げる投手としても活躍したが、プロ人生は遊撃手でスタートする。

体調不良で新人合同自主トレを休んでいたが、この日から復帰。ティー打撃などを行った。「動くのは全然問題ないです。焦らず、自分のできる範囲でやっていこうかと思っています。木製バットであまり実戦をしていないので、早く打ってみたい」と笑顔を見せた。