ソフトバンク千賀滉大投手(25)が東浜巨投手(28)とWエースで3年連続日本一へ導くことを誓った。

19日、福岡・久留米市での鴻江トレーナー主催の合同トレを公開。今回から東浜が参加した。

マウンドからの投球練習はスローペースを決めている千賀も力がこもった。5日間の合宿のうち4日間投げ、この日が3連投目。「しっかりここでは(状態を)上げていいと思っていた」。うなるような直球に武器のお化けフォークなど変化球もすべて投げた。

センター側、捕手側、一塁側に置いたカメラで撮影したフォームをチェックしながらの投球。投げる前に捕手を見る時の立ち方から確認した。「毎日、午前1時とかですよ」。この画像は宿舎でも再チェック。深夜までお互いが意見を出し合ながら見続けるという。

初参加の東浜とは練習中も夜中も意見を交わす。「これまで(東浜)巨さんのフォームをじっくり見る機会がなかった。これからは、フォームの変化などの意見も言いやすい。切磋琢磨(せっさたくま)したい」と話した。

千賀は昨季、何度も戦列を離脱した。東浜も右肩痛で2カ月半離れた。東浜は「ケガをしないための体のつくり方」と、この合宿に参加。2人が1年間ケガせず先発ローテーションを守り抜けばチームが安定した戦いができる。

千賀は「2人でしっかり投げて、負けないようにしたい。工藤監督が2人の名前をさっと開幕投手候補に挙げられるようにしたい」と話していた。【石橋隆雄】