楽天ドラフト1位の辰己涼介外野手(22=立命大)が同じ細身の先輩右腕に学ぶ。

教えを請いたい相手として真っ先に名前を挙げたのは、意外にも? 投手の岸。「テレビで見ていて、投手ではあるんですけど、直感的に岸さんの投げ方、体の使い方はプロとして何かを得られるんじゃないかと思った」。公称は岸の180センチ、77キロに対し、辰己が180センチ、74キロ。辰己は新人合同自主トレで体重が3、4キロ増えたと話しており、数字上ほぼ重なる。

投手と野手でメニューは全く異なるが「外野から投球を見たりする中でも、吸収できるものがあれば。おこがましいけど、チャンスがあれば(直接話も聞きたい)。野球の話をするのは大好きなので」と貪欲だ。FA移籍の浅村にも打席での考え方や練習のポイントを聞いてみたいと話し、宿舎の同部屋は昨季新人王の田中。24時間すべてをレベルアップに費やす。