ヤクルト山田哲人内野手(26)が、日本プロ野球初となる「40本塁打・40盗塁(フォーティー・フォーティー)」達成を目指す19年が、いよいよ始まる。

キャンプインを翌日に控えた1月31日、ANA BALLPARK浦添でキャッチボールなどで汗を流した。2年連続でのトリプルスリー達成のさらなる上に「40・40」がある。日本では前人未到の数字で、米メジャーでも達成したのは88年カンセコ(アスレチックス)、96年ボンズ(ジャイアンツ)、98年ロドリゲス(マリナーズ)、06年ソリアーノ(ナショナルズ)の4人のみ。厳しい数字で「そこを意識することはない」と前置きした上で「できたらいいな、という数字」と言及した。

年始には体調を崩した時期もあったが、既に屋外でのフリー打撃を行うなど調整は順調。「新しいことを発見したい。能力を上げていきたい」と貪欲に9シーズン目のキャンプに臨む。