オリックスの臨時コーチとして通算284勝の実績を誇る山田久志氏(日刊スポーツ評論家)が1日、宮崎キャンプ初日から熱血指導を行った。この日は早速ブルペンに訪れ、山本、榊原や新戦力の竹安に助言を送るなど、投手陣に自身の経験値を存分にたたき込んだ。

「実績のあった金子、西の穴埋めは簡単ではないが、逆にチャンスが出てきている。新戦力がどれくらいの戦力を持っているか。それによって投手力も変わってくる」

新人ながら即戦力として期待されるドラフト3位の荒西祐大投手(26=ホンダ熊本)と同4位の富山凌雅投手(21=トヨタ自動車)に興味を示し、「少し投げ方も特徴があって、まとまりがある。実戦でどれだけやってくれるか。そういう期待が持てる」と評価した。

先発転向を志願している山本にも熱視線を送った。「山本をどうするかが見物だな。(先発中継ぎ)どっちでもいけそうだよ。投げ方も悪くない」。先発としての調整方法などアドバイスを送ったという。

「誰が柱になれるか。『オリックスのエースは俺だ!』という投手が出てこないと」と若手の奮起に期待した。山田氏は1日から11日までオリックスキャンプに帯同する。