発熱による体調不良で全体練習を欠席していた阪神藤川球児投手(38)が9日、宜野座キャンプ第1クール最終日の3日以来に全体練習に合流し、復帰即ブルペン投球を行った。

矢野監督も見守る前で58球。直球だけでなくカーブ、フォークも投げた。練習後に報道陣から体調面を問われた藤川は「虎の穴に入ってましたから。虎の穴で修行してきました。(状態は)予想以上に上がってきているので」と笑顔で答えた。実戦登板までに、あと3度はブルペンに入る見込みで「1つずつを大事にしていきたい。(体調不良は)いいレストになったかな」と前向きに語った。

矢野監督は「めちゃくちゃいい球を放ってた。ブルペンで見ると本当に、ちょっと違うよね。球の質が。俺が受けていたときのような。球児は38歳? それを感じない。ホントに」と絶賛。今季は守護神に再挑戦する藤川が、代名詞の火の玉ストレートで最後を締める。