昨年のドラフト1位ロッテ安田尚憲内野手が貫禄を示した。15日、韓国・斗山との練習試合(具志川球場)に「6番三塁」でスタメン出場。

14日の中日戦で3安打した今年のドラフト1位藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)を上回る4安打の固め打ちで、7-4の勝利に貢献した。

4回の第2打席から右前打、左前打、中前打、左前打と全方向に打ち分け、1打点2得点もマーク。それでも「良いセンター前もありましたけど、それ以外は追い込まれてから当てただけのシングル。求められているところは長打なので」と満足せず。「追い込まれるまでに仕留められるコンタクト力を上げていきたい」と力を込めた。

昨年の安田と同様、今年は藤原に大きな注目が集まる。安田は「去年の僕よりは間違いなくバットが振れている。すごいなと思います」と認めた上で「後輩には負けてられないという気持ちもある。めちゃくちゃ刺激されているかと言われたら、それはちょっと違うかもしれないですけど、後輩には負けないように頑張りたい」。プロで1年間プレーした経験はだてじゃないところを見せつけるつもりだ。【千葉修宏】