ヤクルトの主砲バレンティンの「トップシークレット」打法がついにベールを脱いだ!

 17日、ANA BALLPARK浦添での練習試合・中日戦に4番DHで先発。1回2死一塁、カウント2-1から、狙っていた中日先発福谷の145キロ直球を完璧にとらえ左中間へ。先制の2ランに「気分がすごくよかった。こんな感じで、公式戦でも打ちたいね」とご機嫌で話した。

今季最初の実戦を控えた15日はオフの新たな取り組みについて「トップシークレット」としていたが、打撃フォームの変更だと明かした。軸足の右足に意識的に重心をかけ「ボールにぶつかるようなイメージ」と腰を本塁へ寄せる感覚でひねる。

オフ中、自らの打撃の映像を大量にチェック。調子の良い時、悪い時を比べ、ある違いに気付いた。「軸足に体重がかかっている時は、ボールがよく飛んでいるんだ」。

下半身のパワーを、しっかりバットに乗せることで飛距離がアップ。フリー打撃でつかんでいた手応えが「取り組んできたことが結果に出た」と実戦を通じ確信に変わった。「このフォームなら、ホームランを61本打てるよ」。13年に自身が打ち立てたシーズン最多60本塁打を上回る数字を口にした。【保坂恭子】