西武高橋光成投手(22)が、150キロを連発した。

チーム初対外試合で先発。先頭を148キロの直球で攻め左飛に打ち取ると、2番打者へ初球から2球続けて151キロをマーク。カットボールを左前安打で打ち返されたが、走者を出しても球威は衰えない。初球フォークでファウルを誘い、150キロの直球を見せると、再び148キロの直球で併殺に打ち取った。

2回、先頭に二塁打を浴び、次打者に進塁打で1死三塁。この場面で、この日最速となる152キロをマークした。3回を投げ3安打1失点2奪三振。43球を振り返り「ボール自体、すごく思ったところにいくようになって、走っていたので、これを続けていきたい」と手応えをつかんだ。直球主体の投球で150キロ超えは6球。「どんどん押していくイメージ。クイックとか細かなところは試合に入るにつれやっていかないといけない」と徐々に仕上げていく。

春季キャンプは2軍暮らしが続いていたが、昨季痛めた右肩の調子も良く、“開幕投手”に抜てき。オフは、マリナーズ菊池雄星と自主トレをともにし、公称90キロの体重を105キロまで増量し、身長190センチの体を操れる土台をつくりあげていた。「キャンプに入って少し(体重は)落ちたけどいい感じできている。ファームスタートの中でいいところをみせられた。開幕ローテに入ることが一番。力みすぎにならないように、自分らしくやっていきたい」と足元を見つめた。