巨人山口俊投手が、チームトップの投げ込み量の成果を披露した。21日、今季初めてフリー打撃に登板。

中島、亀井に対し、42球で安打性は9本。宣言しながら力強い直球とスライダーを投げ込み「まずまずです。ブルペンと違って景色も変わってくるので、感覚をつかめてよかった」と充実感をにじませた。今季初実戦となる26日の練習試合中日戦で先発し、3回、50球前後の予定でマウンドに上がる。

今春キャンプで10度ブルペン入りし、投じた球数は1206球。この日もフリー打撃前に70球前後を投げ込み、じっくりと腕を磨いた。「力感がない中でも投げれてるな、という感覚がある」と手応えは十分。原監督から「2枚看板の中で(菅野)智之と堂々と渡り合いながら、しのぎを削る投手であってほしい」と期待を込められた山口の右腕が、熱を帯びてきた。