「赤バット」から打撃の神様を目指す。ロッテのドラフト1位藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)が25日、高知から空路で宮崎入り。本格化した外野手争いを相棒とともに勝ち抜く。

前日24日の西武との試合前練習、真っ赤なバットが輝いていた。重さ950グラムのマスコットバット。試合用より70グラム重い。赤バットで有名な川上哲治氏は知らないが「赤が好きなんです。中学の時から使っています」とティー打撃、フリー打撃で快音を響かせた。

こだわりが詰まっている。「気分を上げて打席に立ちたい」と赤色で闘争本能をかき立て「しっかりと振れるように」とフルスイングを意識。実戦では使用できないが、練習試合では9戦で25打数6安打3打点、打率2割4分と振り込んできた成果が表れつつある。

26日はオリックスとの練習試合(清武)。「今まで通り自分ができることを全力でやりたい」と打ちまくって開幕1軍をつかむ。