西武内海哲也投手(36)が、チョーさんと真っ向勝負する。2日に佐賀で開催されるチームにとってのオープン戦開幕戦となる広島戦に先発予定。1日、埼玉・所沢で前日練習を終え、チームに合流するため佐賀に入った。西武での“デビュー戦”を前に「実戦初めてなんで、ちょっと緊張すると思う。今、じわじわきてるんで。佐賀に降り立ってからじわじわと」と、移籍1年目の初陣に緊張感を漂わせた。

新天地デビューで、盟友・長野との直接対決が実現する。2月8日、キャンプ地の宮崎・南郷をゲリラ視察され「打てそうだと思いました」と挑発を受けていた。世間が注目する対決に内海は「関係ない」と繰り返しながらも「真剣勝負を楽しみたい。できればランナーなしでやりたいですね。余計なことは気にしないで。おそらく1、2打席。思いっきり投げたいと思う」と、真っ向勝負を挑む。

舞台は自身初めてという佐賀。空港から宿舎までの道中、景色を見ながら頭ではあの曲を奏でた。「はなわの曲(佐賀県)が自然と頭の中に流れてきました」。かつてブームを巻き起こした名曲の地で、名勝負を繰り広げる。【栗田成芳】