広島床田寛樹投手(24)が巨人打線を4回4安打無失点に抑えた。

1回は昨年までチームメートだった丸を148キロの外角真っすぐで空振り三振に切るなど、4連者連続三振の滑り出しを見せた。3回は長打から2死一、二塁、4回は連打で1死一、二塁とそれぞれピンチを招くも、落ち着いて後続を断った。

紅白戦含め、実戦4試合で12回0/3連続無失点となった。それでも左腕は「あまり左打者のインコースに投げられなかった。シーズンが始まるまでにもっと厳しく投げられるようにならないといけない。(内容は)良くなかった。甘い球が多かった」と反省の弁を並べた。

マツダスタジアムでの1軍マウンドは左ひじを痛めた17年4月19日DeNA戦以来。「(前回痛みが走った)2回の初球は怖かったんですけど、しっかり投げられたのでもう不安はなくなりました」。苦い記憶を振り払うとともに、開幕ローテ入りをほぼ決定づけた。