楽天は8日、コンディション不良で2軍調整中の則本昂大投手(28)が11日に都内の病院で右肘のクリーニング手術を受けると発表した。

阪神とのオープン戦の試合前に石井GMが報道陣に対応。「肘の部分に慢性的な損傷があった。チームにとっては痛いが、本人にとって、メンテナンスの意味合いがある手術になる」と説明した。

則本昂は先発を予定していた2月23日の巨人とのオープン戦を首の寝違えで回避。別メニューで調整を続け、チームを離れて仙台に戻った後、都内で精密検査を受けたという。「肩も肘も含めて検査して、肘のそこ(損傷)が中心になって、体のバランスを悪くするんじゃないかという話だった。慢性的なものだけど、ここで(手術を)やっておいた方がいいんじゃないかという判断になった。突発的なけがというよりは、投手としてメンテナンスの時期に入ったということだと思う」と強調した。

全治などは未定。石井GMは「クリーニング手術も何種類かあり、それによって1カ月前後のズレがある。手術後、詳細をお伝えできれば」と話すにとどめた。