楽天福井優也投手(31)が開幕ローテ入りへアピールした。

広島からトレード移籍後、オープン戦初先発の立ち上がりは、先頭の神里へ四球。2番楠本の打球を一塁手の銀次が捕れず(記録は失策)一、三塁とされ、3番ソトに左犠飛。無安打であっさりと1点を失った。

4番ロペスの左翼線二塁打で2点目を奪われたが、ここから粘った。2、3回を3者凡退に仕留めると、4回は先頭ロペスに左前打も、続く宮崎を二ゴロ併殺。四球で走者を背負った5回も切り抜け、5回3安打2失点(自責0)でマウンドを降りた。最速142キロ、球数は57だった。

「初回は緊張もあったり、風も強かったり、なかなかいつも通りにいかなかった。2回以降、ストライク先行でテンポよく投げられた」と納得の表情。目標とするローテ入りへ「僕は四球を出したり、よく分かんないボールを投げたりすることもあるけど、ダブルプレーだったり(で切り抜けて)、結果としてまとめたなと言われるのが持ち味。立ち上がりを修正して、もっとアピールしていきたい」と話した。