地元横浜出身のDeNAドラフト3位大貫晋一投手(25=新日鉄住金鹿島)の開幕ローテ入りが、濃厚となった。オープン戦の広島戦(横浜)で対外試合初先発。毎回走者を背負う苦しい展開となったが、5回を無失点に抑えた。アレックス・ラミレス監督(44)の評価も急上昇。同1位上茶谷大河投手(22=東洋大)のローテ入りは決定的。球団史上初となる新人2人のアベック開幕ローテが現実味を帯びてきた。

◆新人2人が開幕ローテーション入り 最近では16年広島で、5戦目にルーキー横山、6戦目に開幕投手のジョンソンが中5日で投げ、7戦目にルーキー岡田が先発した。DeNAで開幕10試合までに新人2人が先発登板は、横浜時代の97年に川村が3、7戦目、森中が8戦目に先発したケースがあるが、森中はそれまでに2試合救援で登板していた。今年の上茶谷、大貫がともに10試合目までに初登板初先発を飾ると、球団史上初めてになる。