夏の甲子園優勝投手リレーが実現した。昨夏の甲子園優勝投手、日本ハムのドラフト5位柿木蓮投手(18=大阪桐蔭)と、早実で06年夏優勝投手の斎藤佑樹投手(30)が23日、イースタン・リーグの楽天戦(鎌ケ谷)にそろって登板。

公式戦初先発となった柿木は2回に1発を浴びるなど、2イニングを1安打1失点だったが「攻めるところは攻められましたし、自分的には強い球もあったんで良かったと思う」と手応えを示した。

斎藤は18日のアスレチックス戦(東京ドーム)に先発して以来のマウンド。3回から2番手として上がり、2回を2安打無失点に抑えた。「今日みたいに走者を出しても丁寧にというのを意識したり、点を取られないということが大事」。先輩右腕の投球に柿木は「自分が投げた打者をどう抑えるのかを見させてもらいました。低めへの徹底であったり、勉強になりました」とうなずいた。

柿木の次回登板は4月2日イースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)を予定。「球が高かったり課題も出たので、1つずつ明日から克服できるようにやっていきたい」。シーズン開幕へ向けて斎藤は「調子が悪くてもしっかりと抑えることが大事」と力を込めた。【山崎純一】