巨人のドラフト1位高橋優貴投手(22)が、阪神3回戦(東京ドーム)に初登板初先発し、プロ初勝利を挙げた。大卒新人では60年青木以来、球団59年ぶり。この日は阪神もプロ初登板の浜地真澄投手(20)が先発。伝統のGT戦史上初となる初登板同士の先発対決を6回1失点の好投で制した。巨人の新人が「伝統の一戦」で初登板初勝利を飾ったのは史上初。

▼巨人-阪神戦はともにプロ初登板のルーキー高橋(巨人)と3年目浜地(阪神)が先発。両軍の先発投手がプロ初登板(外国人投手は除く)だったのは89年6月2日西武-ダイエー戦で渡辺智(西武)と松本(ダイエー)が投げ合って以来、30年ぶり。36年に始まった巨人-阪神戦はこの日で1946試合目。このカードでプロ初登板初先発は、巨人が79年江川ら過去9人、阪神は91年湯舟ら過去8人いたが、両軍の先発が初登板は史上初めてだ。