ソフトバンク武田翔太が粘りの投球で2勝目を挙げた。7回途中116球。7安打3四球を与えたものの日本ハム打線を2点(自責1)に抑え白星を手にした。

初回に32球を要した。1死から大田、近藤に連続四球。2死一、三塁のピンチを招いたが、5番王柏融を二ゴロに仕留めた。「(初回は)慎重にいきすぎました。球自体は問題なかった」。空振りが取れないと自らの投球を自己分析すると、無走者でもクイック投法で投げるなど工夫もこらした。「手堅く内野ゴロを打たせようと思った。クイックは1つの武器。球種を掛け合わせると2倍になりますから」。マウンド上のクレバーさも見せた。

エースナンバーともいえる背番号「18」を背負いながら昨年は4勝。2ケタ勝利からは2年遠ざかった。「8、9回と投げられるようにしていきたい」。屈辱を晴らすにはまだまだ白星が足りない。