中日の3季ぶりの貯金は1日で消えた。先発吉見が4回に阪神打線に5長短打を浴び、この回途中まで投げて5失点KO。

打順が2巡目に入り、外寄りの球をとらえられた。マウンドは雨でぬかるむ悪条件。与田剛監督(53)は「相手投手も一緒」と言い訳はせず、「甘い球をカンカン打たれた。タイガース打線が素晴らしかった」と素直に認めた。

攻撃では、1点を先制した2回なおも1死一塁で吉見の送りバントが併殺となった。1046日ぶりの貯金1となった13日の試合でも2回に柳が送りバントを試みて併殺。「細かいことができないとこういう試合になる。そこが課題」と指摘した。

全球団と一回り目のカードを終え、勝率は5割。与田監督は「課題を克服しない限り上位に来るのは難しい」と冷静で、「前評判は気にしていない。善戦しているかは皆さんで判断してもらったら。僕らやっている側は全然、善戦しているとは思わない」と語った。