神戸総合運動公園案内所で、現役を引退したイチロー氏(45)への感謝をこめて、オリックス時代の写真など記念品を展示している。

18日は、同公園内にあるほっともっとフィールド神戸でオリックス-日本ハム戦が開催されることもあり、ファンが同展示を観覧する姿が見られた。パネルには「ICHIRO」のユニホーム姿だけでなく登録名が「SUZUKI」の時のものもある。また、故仰木監督のサイン入りバットも展示されている。同公園の担当者は「(登録名が)鈴木のときの写真など、懐かしんでもらえれば」と話す。神戸市西区から訪れた会社員(29)も「子どもの頃、父に連れられてよく観戦に来ました。(ブルーウェーブのユニホームが)懐かしいですね」と目を細めていた。

イチローは当時本拠地だったグリーンスタジアム神戸(現ほっともっと神戸)でシーズン200安打を達成。95、96年にはリーグ優勝、96年には日本一となり、阪神・淡路大震災で傷ついた神戸市民を勇気づけた。大リーグ移籍後も、オフは毎年同球場でトレーニングを行うなど関係が深い。同展示は、5月末までの予定。