中日が必勝パターンに持ち込んだものの、打ち砕かれた。7回まで0-0。先発ロメロからバトンを受けたロドリゲスが、2死一、二塁から会沢に中越え二塁打を許してしまった。

16年5月5日の阪神戦以来、3年ぶりの2試合連続完封負け。今季初の3連敗で中日は貯金をなくした。

「いい投球をされると簡単にはいかない。この3連敗を次につなげるかが大事だ」。悔しさをかみ殺し、与田監督は話した。収穫は今季3度目の先発ロメロが好投。「球を低めに集めて、ストライクゾーンで勝負する自分の投球ができた」と、自身も納得できる来日最多の7回、107球を投じ、4安打無失点だった。

打線は22イニング無得点。この日も好機に3併殺と大瀬良を打ち崩せず、8回2死二塁での平田の左前打で高橋は本塁を狙ったがクロスプレーでアウト。執念のリクエストも判定は覆らなかった。「勝つための準備をしてやっていくだけ」。指揮官は平成最後の本拠地ナゴヤドームでの阪神3連戦へ気持ちを切り替えた。【伊東大介】