2軍で調整中の阪神オネルキ・ガルシア投手(29)が29日、ウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ球場)で先発した。

変化球でゴロに仕留めながら、最速146キロをマーク。「感触はすごい良かったし、力強い投球ができた」。当初は3イニングの予定だったが「球数も少なかったし、もう1イニング行かせてほしいと言いました」と志願。4回2安打1四球無失点。ほぼ完璧な投球内容だった。

16日のヤクルト戦(松山)で1回1/37安打7失点。2軍降格となって以来のマウンドで、手応えはバッチリだった。今後については「完璧な状態で(1軍に)行きたいので、もう少し投げてから行きたい」と2軍戦に登板する方向。本来の姿を完全に取り戻してから、1軍のマウンドに立つ。

この日はかつてのチームメート、中日松坂がガルシアの投球を見つめ「去年は結果を出した。見下ろして投げていて、ああいう感じで投げればいいんじゃない? 見てて思いました」と話した。それを伝え聞いたガルシアは「1、2戦目は練習で(松坂と)そういう話もした。それを考えながらやっていました」。収穫たっぷりの名古屋遠征となった。