楽天石橋良太投手(27)が、6回途中4安打1失点と好投した。

5日の西武戦から先発に回り、プロ2試合目の先発マウンド。カットボールとシュートという対になる2つのボールを軸に5回までオリックス打線を散発2安打に封じた。「前回はギリギリというか、精いっぱいの感じだった。メリハリをつけられた」と振り返る。

0-0の均衡が続く中、6回2死三塁からオリックス大城に三塁前へ意表を突くセーフティースクイズを決められ、先制を許したところで降板。「70球くらいで下がってしまったのは良くない」と悔しがったものの、最後のイニングとなった6回でも直球は149キロを計測するなど、スタミナ面でも問題ないことを印象づけた。

先発陣の駒不足を踏まえての先発起用だったが、平石監督は「十分すぎる、いいピッチング」と称賛。伊藤1軍投手チーフコーチも「ゴロを打たせて、常に主導権を握る投球だった」と評価し、次回も先発で投げてもらうことを明言。連敗で勝率5割に逆戻りしたチームにあって、プラス材料となった。