ヤクルトが連勝で、巨人に勝ち越した。ケガ人を多く抱える状況で、球団史上最年少タイで、村上宗隆内野手(19)が初めて4番に入った。

2-1と勝ち越した直後の3回無死二塁、カウント2-2から巨人先発山口のフォークに空振り三振を喫し、追加点を奪えず。3打数3三振1四球と結果は残せなかった。

少ないチャンスで、打線がつながった。1点を追う3回に先頭の太田が四球を選ぶと、山崎が右中間を破る三塁打で同点に追いついた。無死三塁で、今季初めて3番に入った雄平の二塁打で1点を追加。1死二塁で、途中出場の川端がしぶとく右前打を放ち、3点目を挙げた。小川監督は「こういう状況の中、うまくつないだ。効果的にタイムリーが出て、いい攻撃だった。チャンスはたくさんあるので、その中で結果を出せば次につながる」と話した。

今カードは、初戦を7-19と今季ワーストの19失点で落とした。最悪のスタートだったが、2連勝で勝ち越し。指揮官も「今の状況で、巨人に勝ち越したのが大きい」と喜んだ。

坂口、バレンティンに次いで青木、山田哲もスタメンを外れた。さらに西浦も途中交代したピンチを、勝利で切り抜けた。これからも、試練をチーム一丸となって乗り越えていく。