巨人ドラフト1位左腕の高橋優貴投手(22)が令和初の伝統の一戦へ気持ちを高ぶらせた。

13日、川崎市内のジャイアンツ球場での投手練習に参加。初のカード初戦の先発となる14日阪神戦(東京ドーム)へ向け、キャッチボールなどで最終調整した。

阪神とは、4月4日に同じく本拠地で行われたプロデビュー戦で対戦。6回1失点と好投し初勝利を挙げた。幼少期は縦じまのユニホームを着てスタンドで応援していた左腕は「自分にとっても伝統の一戦は特別なものではないですけど、そういった部分もありますし、ライバルチームだと思う。何とかその一戦に向けて、しっかりとした準備をしてチームが勝てればいいなと思います」と闘志を示した。

7回1失点で3勝目を挙げた前回登板の6日DeNA戦で、セ・リーグ5球団との対戦を経験。データを元に対策も練られるが「だからと言って自分を変えずに、まずはやっていくべきかなと思います」と等身大を貫く。12日の母の日には、母へ直接電話で感謝の気持ちを伝えた。心優しい22歳が猛虎相手に持てる力を出し尽くす。