中日の高卒2年目右腕、清水達也投手(19)が13日、横浜スタジアムの投手指名練習に参加し、プロ初先発初勝利の反響に驚いた。

前日12日の敵地阪神戦で5回2失点と粘投し、記念星をゲット。祝福メールや電話は100件前後も届いたようで「まるで同じプロ野球にいるとは思えないぐらい、見られ方が違いますね」と照れ笑いした。

中でも恩師からの連絡は格別だったという。花咲徳栄の岩井隆監督(49)からも電話をもらい「本当に良かったな」と声をかけてもらった。「珍しく電話越しにウルッとしていて、オッと思いました。(そうなるのは)甲子園を決めた時とか甲子園の準決勝、決勝とか年に1、2回だったので。(先発日は高校の)練習試合があったのに気にしてくれていてありがたかったです」と喜んだ。

先発翌日は出場選手登録を抹消されることなく、今週プロ2度目の先発マウンドに上がることが決定的。「感謝の思いです。その分、自分も伸び伸びできる」と声を弾ませる。

順当に回れば次回先発は中6日で19日巨人戦(ナゴヤドーム)が濃厚。「相手に合わせたり球場に合わせると、本来の力を出せない。そこは変えないようにしたい」。次回も2軍戦と同様に、ストライクゾーンで勝負するスタイルで臨む。【佐井陽介】