ソフトバンクが「ブルペンデー」で大敗を喫した。ショートスターターとして期待された、プロ初先発の椎野新投手が3被弾で2回0/3を5失点。

さらに加治屋、嘉弥真、川原も失点を重ねた。九州移転30周年を記念する「WE=KYUSHUデー」としての開催だったが、北九州のファンを喜ばせられなかった。

椎野は初回こそ無失点だったが、1点リードの2回、1死二、三塁で外崎に左翼場外まで運ばれる特大の3ランを食らった。3回は無死から秋山、山川に連続ソロ被弾。役割を果たせず、3回途中でマウンドを譲り「まだまだ自分の実力が足りないと感じました。これからまだ試合がある。自分を変えていきたい」と悔やんだ。

6投手が今季ワースト17安打を浴び、同タイの11失点と打ち込まれた。工藤監督は「いいときもあれば悪いときもある」と抜てきした椎野をかばった。ここ6試合で4度目の逆転負け。苦しい状況だが、「点を取られるのは痛いのは痛いけど、みんな一生懸命やった結果。しっかり受け止めて、今後のことは考えていきます」と悔しさをかみ殺し、前を向いた。【山本大地】