ロッテ清田育宏外野手が、今季初の3番起用に応える決勝打を放った。

同点の6回無死、先頭の2番鈴木が相手失策で三塁まで進塁すると、オリックス先発山本の2球目、150キロの内角直球を中前にはじき返した。勝ち越し点に笑顔でベンチへガッツポーズ。「チャンスで回ってこいと思っていた。いいところに飛んでくれました」と振り返った。

17年8月以来、約2年ぶりの3番。ここまでは代打や7番での出場が多かったが「調子がいいので」(井口監督)と主軸に抜てきされた。この日は第1、第2打席ともに打ち取られたが、じっくりチャンスをうかがっていた。

「試合で何打席ももらえると、1打席ずつ自分のスイングを変えていける。(山本に)ボール球で出てきたところにつけ込めましたね」。試合前時点で被打率1割4分1厘とリーグトップだった山本を33歳ベテランの修正能力が崩した。