巨人今村信貴投手(25)と桜井俊貴投手(25)の同級生コンビがエースの姿に心を奮い立たせた。

24日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた投手練習に参加。ともにダッシュ、キャッチボールなどで調整した。

前日23日ソフトバンク戦で菅野がプロ最短となる1回0/3、4失点で降板した。チームを支えてきた右腕の思わぬ結果に今村は「優勝するには僕らが頑張らないといけないと思う。僕たちが1つでも勝って、エースを助けられたらというのは常に、去年から思っていること。しっかりと僕たちが試合をつくれるようにしたい」と自覚を示した。今春キャンプでは菅野から投手キャプテンに指名され、毎朝のランニングをともにした。交流戦では3試合に先発し防御率2・00をマーク。それでも自身の白星からは4月28日DeNA戦以来、約2カ月離れている。「常に野球を考えている方。野球に対して一番に考えるというスタイルは、僕も見習わなきゃいけないと常日頃から思っています」と身近に感じたことを結果へつなげていく。

交流戦から先発に転向し、3戦2勝の桜井は2年連続で菅野の自主トレに参加した。「試合前のキャッチボールを大事にすることで、ピンチでも冷静に自分にあったフォームで投げられています。力みとかが少なくなってきたなと思います」と成長を実感。「若手が出てくれば、みんなが活気づくと思う。とにかく、若々しく、はつらつとしたプレーをしていきたい」とガッツあふれる投球で投手陣を盛り立てると意気込んだ。