阪神原口文仁捕手にとって復帰までの道のりは、大好きな野球への愛情を再確認する時間になった。
その中で感じたことがある。「やっぱり、野球人気が欠けてるなって…」。子どもの野球離れ、野球人口の減少を寂しく受け止めていた。
「ユーチューバーとかが(子どもがなりたい)職業のランキングで上がってきています。好きなことを楽しんでやってることが、子どもたちの関心をひくんだなって」。
だからこそ野球の楽しさを伝えたい。「僕たちが生き生きしているところを見てもらったら、子どもたちが『あ、野球やりたいな』とか、そういう気持ちになるんじゃないかなって」。困難を乗り越えようとしている人たち、そして子どもたちにも。自身の復活にたくさんメッセージを込めていると感じた。【磯綾乃】