日本ハムからトレードで巨人へ移籍した藤岡貴裕投手(29)、鍵谷陽平投手(28)が28日、都内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は藤岡が「47」、鍵谷が「32」に決まった。

ともにスーツ姿でやや緊張した表情を見せて登場。藤岡は「僕が最初にプロ野球を見た試合がジャイアンツ戦。小さい頃から思い入れのある球団でしたし、僕の父親がジャイアンツファンなので、素晴らしい球団でプレーできると思うとすごくうれしい気持ちです」、鍵谷は「常に勝利、優勝を求められている伝統ある球団だと思います。チームの勝利、優勝に貢献できるように右腕をささげる思いで頑張ります」とあいさつした。

藤岡は東洋大時代に菅野、広島野村とともに「大学BIG3」と称された。トレード決定後、同学年の菅野と連絡をとったことを明かし「『何かあったら頼ってきてな』と言ってくれた。大学時代から素晴らしい投手であったので、いろいろ見習うところもあると思うので、いろいろ聞いていきたいです」と笑みもこぼした。先発、リリーフでの起用は原監督との話し合いで決めていく方針だ。

鍵谷は生まれ故郷の北海道を離れることに「本当に北海道に生まれて、育てていただいて、本当にここまで来られたと思っています。今できることをしっかりやっていくことが恩返しだと思う」と決意を示した。中大時代の先輩である沢村から連絡をもらったことも明かし「『本当に何でも言ってこい』と言ってくださったので心強いですし、大学時代一番尊敬する先輩だったので一緒にプレーできることはうれしいです」と喜んだ。