中日松坂大輔投手(38)が右肩炎症から実戦復帰後、4度目のマウンドに上がった。先発で6回を4安打1失点、7奪三振。103球だった。前回の6月21日ウエスタン・リーグ広島戦でも6回7安打2失点、108球と2試合連続で安定した投球をみせた。

<中日松坂のこれまで>

◆2月1日 春季キャンプで2年ぶりの背番号「18」を披露。

◆同11日 球団が「数日前、ファンと接触した際に右腕を引かれ、右肩に違和感を覚えているため、しばらくの間ノースロー調整が続く予定」と発表。

◆同12日 午前に沖縄市内の病院で検査。右肩に炎症が見つかり、球団は「炎症が治まるまで、ノースロー調整の予定」と発表。

◆同19日 名古屋市内でチームドクターの診察を受け、右肩の炎症で約2週間ノースローで調整を続けると発表。

◆3月2日 右肩の違和感発表後、ネットスローを開始。初めてボールを投げる練習を再開した。

◆同8日 キャッチボールを再開。

◆同22日 引退を表明したマリナーズイチローへコメントを発表。「できるならもう1度、イチローさんに投げたかったです」。

◆4月9日 故障後初めて屋外でのキャッチボール。「もう少し低いライナーで投げられたら、ブルペン(も近い)かな。今月中に? そうですね」。

◆同29日 キャッチボール後に、ナゴヤ球場の三塁側ブルペンに立ち22球の投球練習。

◆5月14日 ナゴヤ球場のブルペンで故障後初めて捕手を座らせて投球練習。変化球を交え50球の立ち投げ。捕手を座らせ、22球を投げた。

◆同19日 ナゴヤ球場でで武山、杉山相手に打撃投手で35球。「いい練習になった」

◆同23日 ナゴヤ球場の室内で初のシート打撃登板。井領、近藤、石垣相手に46球。「試合に近い気持ちで投げた。直球以外は良かった」。

◆同28日 ウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(タマスタ筑後)に今季実戦初登板。先発して2回20球を投げ無安打3奪三振。「もう自分は変化球で打ち取る投手。だいたいイメージ通り。最初としては良かった」

◆6月9日 実戦登板予定のウエスタン・リーグ、阪神戦(ナゴヤ)が雨天中止。同日中に14日の同戦(甲子園)登板が決定。

◆同14日 ウエスタン・リーグ阪神戦(甲子園)に先発。4回62球4安打1失点。最速143キロをマークし、「いつでも(1軍で)いける気持ちをもってやっている」。

◆同21日 ウエスタン・リーグ広島戦(ナゴヤ)で先発。6回108球7安打3四死球2失点。「状態がいい時よりも、若い時から悪い時にどう抑えようかを考えてやってきた。そういう意味では一番いい試合になったかも」。

◆7月5日 ウエスタン・リーグ、オリックス戦(オセアンBS)で先発。6回103球4安打7奪三振1失点。5回無死満塁も無失点。「1点もやりたくない気持ちで投げました」