阪神は7日、ヤンハービス・ソラーテ内野手(32=マーリンズ傘下)と契約締結したことを発表した。

ソラーテは球団を通じて「阪神タイガースと契約することができ、非常に興奮しています。1日でも早く日本に行き、自分が持っているものを全て出してチームに貢献し、チームが日本シリーズに出場できるようにベストを尽くしたいと思います。阪神タイガースのユニホームを着てプレーができることを楽しみにしています」とコメント。

ソラーテは14年ヤンキースでメジャーデビュー。26歳とデビューは遅かったが、出場670試合と経験豊富だ。高い打撃技術とパワーを兼ね備え、打率2割5分8厘、75本塁打、307打点の実績を残している。14年から昨年まで5年連続でシーズン2桁本塁打も記録(14年はヤンキースとパドレスの2球団で計10本塁打)。本職は三塁だが、一塁、二塁、三塁、遊撃と内野全ポジションを守れる器用さも大きな武器。さらにメジャーでは左翼の出場経験もある。17年の第4回WBCではアルテューベ、M・カブレラらと母国ベネズエラの代表に選ばれている実力者だ。

パドレス時代にはがん闘病の妻を看病しながら試合に出場。16年に難病や逆境を克服した選手に贈られる「トニー・コニグリアロ賞」を受賞している。困難に直面した妻を支えながら懸命にプレーを続ける姿は、米国でも大きな共感を呼んでいた。

◆ヤンハービス・ソラーテ 1987年7月3日生まれ。ベネズエラ出身。05年に18歳でツインズ入り、14年開幕時にヤンキースで初昇格。1900年以降でデビューから最初の7試合で6二塁打を放った初の選手となった。その後パドレス、ブルージェイズ、ジャイアンツに所属。パドレス時代にはがん闘病の妻を看病しながら試合に出場し、困難を乗り越えた選手に贈られる賞を受賞。一、二、三塁、遊撃、左翼を守り、通算670試合、打率2割5分8厘、75本塁打、307打点。今季はジャイアンツで28試合に出場後に自由契約となり、マーリンズ傘下3Aで15試合に出場、打率3割1分4厘だった。右投げ両打ち。180センチ、92キロ