楽天は28日、由規投手(29)寺岡寛治投手(26)と支配下選手契約を結んだと発表した。

石井GMは由規について「僕の中で、今年しっかり長いイニングを投げる練習をしてもらって、来年のオープン戦から(先発として)1軍というプランがあった」とした上で「本人が今年(支配下に上がることを)目標にしてきたということなので。肩の状態もいいし(楽天で実戦復帰した)最初のころスライダーのキレや角度もついてきている。じゃあ、勝負してみようということ」と説明した。

本人の強い意思も踏まえての今季中の支配下契約締結。よりシビアなジャッジを下していく点も強調した。「支配下の選手として生き残っていけるか。それは(育成契約としてよりも)厳しい判断になります」とした。今季2軍では主に救援登板となっているが「今後、最初は3、4イニングを投げて、中6日、7日で投げてみて(先発で)いけるかの判断になる」とプランを語り、中継ぎでの1軍昇格には否定的な見解を示した。

「東北(出身)とか、地元枠とか関係なく、もう1度、野球選手としてマウンドに立たせたい。リハビリからはい上がってきた」と敬意も表し、期待をにじませた。