阪神鳥谷敬内野手(38)が同点の2点適時打を放った。

1-3の4回2死一、三塁、8番梅野が申告敬遠で2死満塁に。9番岩貞に代わって鳥谷がバッターボックスに立った。

大歓声に包まれる中、菅野の4球目、内角に入ったカットボールをとらえた。「自分の打席に集中して、積極的に振りに行きました。ランナーをかえすことが出来て良かったです」。打球は一、二塁間を抜ける右前打。三塁走者のマルテに続き、二塁走者の糸原も激走で生還し、同点に追いついた。

続く1番木浪も菅野の2球目、内角へのカットボールをとらえて4点目の中前適時打。「鳥谷さんが目の前で同点にしてくれたので、それに続いてなんとしても逆転したいという強い気持ちで打ちました。鳥谷さんに続くことが出来て良かったです」。この回一気に逆転に成功した。

今季初打点を挙げた11日ヤクルト戦(甲子園)に続き、今季初の2打点。今季限りでの退団を表明しているベテランの一打で勢いづいた。