オリックス吉田正尚外野手の逆転首位打者が極めて難しくなった。

打席数を増やすために今季初めて1番でスタメン起用されたが、結果は5打数1安打。打率を3割2分2厘に落とした。リーグトップの西武森の打率3割2分9厘を上回るには、今季最終戦の29日に6打数6安打が必要となった。それでも「厳しくなりましたけど、可能性はあるので、1打席も無駄にせず、集中して最後までしっかりいきたい」と諦めない姿勢をみせた。

自身初の30号には王手をかけた。5回1死からの第3打席。バンデンハークの高めボール球を振り抜き、2戦連発で自己記録を更新する右翼5階席への特大29号ソロ。吉田正は「(30号へ)チャンスがあるので、来年に向けていい姿を見せられるように戦っていきたい」と気合。29日も再び1番打者での出場が濃厚で、フルスイングは変わらない。