中日が最優秀中継ぎ左腕、ジョエリー・ロドリゲス投手(27)ら助っ人の流出阻止へ全力を尽くす。

1日に助っ人帰国第1弾としてロメロ、アルモンテ、ロドリゲスが中部国際空港などから離日。球団首脳は「外国人選手には、来年も残ってもらえるように話はしている」と話し、来季への契約継続にすでに着手していることを明かした。

2年目ロドリゲスはセットアッパーとして定着。64試合、44ホールドポイントを挙げ、来日初タイトルを獲得した。最速159キロ左腕はメジャーをはじめ他球団も熱視線を送る存在。年俸7000万円(推定)からの大幅増を含め慰留に全力を挙げる。離日直前にロドリゲスは中日愛を強調。「タイトルは初めてでうれしい。こっち(中日)に戻りたい気持ちはすごくある」と語った。

中日の外国人選手は今季から複数年契約を結んでいる主砲ビシエドをのぞけば単年契約。アルモンテは故障に泣いたが、昨季打率3割2分1厘のシュアな打撃が魅力。阪神に移籍した昨季13勝ガルシアの代役の新外国人ロメロも先発として8勝10敗で、先発ローテを守った逸材。守護神も務めたR・マルティネスは、キューバ政府と中日との友好関係から残留交渉を続けている。松坂の去就が注目される一方、7年連続Bクラスからの脱却へ、現有助っ人の去就も目が離せない状況だ。