日本ハムから東海理化・立野和明投手(21=中部大第一)が2位指名された。

「世界のイチロー」と同じ愛知県豊山町出身の21歳は、高校時代までは全国大会とは無縁だった。東海理化では「3年でプロ入り」を目標に入社を決意。トレーニングを重ね、体重は10キロ増量。球速も10キロアップし、最速152キロにまで到達した。昨年の日本選手権・室蘭シャークス戦では、延長12回を4安打10奪三振で完投勝利。今年9月の同東海地区予選では、12球団30人のスカウトが視察。複数球団で編成幹部が訪れ、ドラフト上位候補にまで成長した。

小学生の時にはイチロー氏が大会長を務める「イチロー杯争奪学童軟式大会」に出場。メダルの授与に訪れた同氏の姿を遠くから眺めたが、放つオーラにただただ圧倒された経験もある。