第1戦を逆転勝ちしたソフトバンクは、松田宣の3ランなどで制して連勝発進した。通算成績はソフトバンクの2勝0敗となった。

ソフトバンク高橋礼、巨人メルセデスの両先発がヒットを1本ずつしか許さない力投で、両チームとも中盤まで糸口をつかめなかった。

試合が動いたのは7回。巨人は2番手に大竹をマウンドに送り込んだが、ソフトバンク先頭のデスパイネの三ゴロが山本の失策を誘うなどで無死一、三塁とした。ここで松田宣のバックスクリーンへ飛び込む先制3ランで均衡を破った。さらに8回には柳田のソロと福田の2ランで突き放した。9回に3点を返されたが、後続を断って勝利した。

敗れた巨人は9回に3点を返したが、反撃が遅かった。先発の高橋礼が1勝、大竹1敗。

連勝スタートは(引き分け含む)は過去36度のうち27度優勝。確率にすると75%で日本一を成し遂げている。巨人の敗戦でセ・リーグは13年第7戦巨人から続く敵地での連敗17となった。21日の移動日を挟んで第3戦から巨人の本拠地東京ドームに場所を移して戦う。

▽ソフトバンク工藤監督「点を取ってこちらのペースで運ぶことができていいゲームだったと思います。(高橋礼は)レギュラーシーズン以上の集中力とコントロールがあった。1戦1戦戦ってその日を勝利をしっかり取るんだと強い思いを持って、東京ドームに行っても勝つために最大限できることをみんな頑張っていきたい」

▽ソフトバンク松田宣「心臓バクバクで打席に入りました。しっかり自分のスイングして自分らしい打球を飛ばそうと思っていたので、ものすごくいい打球を打つことができました。舞台は東京ドームに変わりますがホークスらしい元気はつらつとした野球をしたい」