僕にはやっぱり野球しかない。覚せい剤取締法違反で有罪になり、執行猶予中の清原和博氏(52)が30日、今の胸中を赤裸々に語った。「WorldTryout2019」(11月30日、神宮球場)に「監督」として参加することを発表。会見前に行った日刊スポーツと動画配信サービス「Paravi(パラビ)」のインタビューで、野球が再び家族の絆をつないでくれたことなどを明かした。

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◆清原氏の事件経過 16年2月2日、警視庁が清原氏の自宅マンションを家宅捜索。覚醒剤を所持したとして、覚せい剤取締法違反容疑で現行犯逮捕された。清原氏は「私のものに間違いありません」などと認め、所持罪、使用罪で再逮捕に。3月16日に弁護人が保釈を請求し、翌17日に保釈保証金500万円を納付して保釈。4月1日、前年9月ごろに知人の男から覚醒剤約1・2グラムを譲り受けた罪で、在宅のまま追起訴。5月17日に東京地裁で初公判が開かれ、清原氏は起訴内容を認めて即日結審。同31日に東京地裁から懲役2年6月、執行猶予4年の判決が下された。

◆清原和博(きよはら・かずひろ)1967年(昭42)8月18日、大阪府生まれ。PL学園では1年から4番を打ち、桑田投手とともに5季連続で甲子園出場。通算13本塁打を放ち、優勝2度、準優勝2度。85年ドラフト1位で西武入団。1年目から4番に座り打率3割4厘、31本塁打で新人王。96年オフにFA権を行使し巨人移籍。通算525本塁打は歴代5位。サヨナラ安打20、サヨナラ本塁打12、196死球、1955三振は歴代最多。西武と巨人でリーグ優勝10度、日本一8度。05年オフに巨人を自由契約になり、オリックス移籍。08年現役引退。現役最終年は、188センチ、104キロ。右投げ右打ち。