侍ジャパンが沖縄でカナダと強化試合。侍ジャパンは先発の山口俊が2回に6失点。打線は1点差に詰め寄ったが黒星を喫した。1日もカナダと強化試合を行い、今永が先発する予定。


スコア詳細

山口俊6失点直後、プレスルームの電気が消える

菊池「業師」で輝き 絶妙セーフティーだ三盗だ

熱男・松田が「侍流声出し」円陣でナインを鼓舞


▽稲葉監督のコメント「まだ調整段階でもある。明日からしっかりやっていく。選手は実戦感覚もあるし、チームとして初めての試合でもある。我々も、試合の中で作戦面などを確かめながら、というものがある。後半、非常に粘り強くやってくれた。(山口は)修正点は本人も分かっている。しっかり修正してくれる」



チーム
カナダ
日 本

【日】山口、田口、高橋礼、山岡、大竹、嘉弥真、甲斐野

【カ】オーモン、リッチモンド、マルクルンド、ラッツキー、モレケン、マシソン


試合経過

<9回>

【カナダ】 嘉弥真に代わり甲斐野が登板。先頭打者に中前打を許したが、次打者を併殺打に仕留めるなど無失点

【日本】 カナダはこの回から今季限りで巨人を退団したマシソンが登板。2死二塁で近藤の適時打で1点差に詰め寄り、周東を代走起用。初球に二盗を決め、一打同点のチャンスも松田が左飛に倒れて試合終了。

日本対カナダ 9回裏にカナダ6番手で登板したマシソン(左)は無失点ピッチングで締め、捕手ホールとハイタッチする(撮影・加藤哉)
日本対カナダ 9回裏にカナダ6番手で登板したマシソン(左)は無失点ピッチングで締め、捕手ホールとハイタッチする(撮影・加藤哉)
カナダに敗れスタンドに一礼する日本ナイン(撮影・加藤哉)
カナダに敗れスタンドに一礼する日本ナイン(撮影・加藤哉)

<8回>

【カナダ】 大竹に代わり沖縄出身の嘉弥真が凱旋登板。3者凡退に抑えた

【日本】 先頭の松田が左前打で出塁するなど1死一、二塁としたが無得点

8回表、日本6番手で登板する地元沖縄出身の嘉弥真(撮影・加藤哉)
8回表、日本6番手で登板する地元沖縄出身の嘉弥真(撮影・加藤哉)

<7回>

【カナダ】 山岡に代わり大竹が登板。3者凡退に抑えた

【日本】 菊池涼の左飛にカナダ左翼手が落球して無死二塁。坂本勇、鈴木誠也が空振り三振に倒れたが、浅村の三失で2点差に詰め寄った


<6回>

【カナダ】 高橋礼に代わり山岡が登板。3者凡退に抑える

【日本】 近藤の三ゴロにカナダ三塁手がはじき、ファウルグラウンドへ転々としている間に二塁まで到達。後続が倒れて無得点。

日本対カナダ 6回表カナダの攻撃を無失点に抑えタッチを交わす山岡(左)と松田(撮影・垰建太)
日本対カナダ 6回表カナダの攻撃を無失点に抑えタッチを交わす山岡(左)と松田(撮影・垰建太)

<5回>

【カナダ】 ヒット2本許したが、無得点に抑える

【日本】 代打会沢、外崎の連打に菊池涼のセーフティーバントが内野安打となり無死満塁。坂本勇の左犠飛で3点目を挙げた。なおも2死満塁としたが浅村が遊ゴロに倒れる

日本代表対カナダ代表 5回裏日本代表無死一、二塁、菊池はセフティーバントを決めて内野安打にする。投手リッチモンド(撮影・浅見桂子)
日本代表対カナダ代表 5回裏日本代表無死一、二塁、菊池はセフティーバントを決めて内野安打にする。投手リッチモンド(撮影・浅見桂子)
日本対カナダ 5回裏日本無死満塁、左犠飛を放つ坂本勇(撮影・加藤哉)
日本対カナダ 5回裏日本無死満塁、左犠飛を放つ坂本勇(撮影・加藤哉)
日本代表対カナダ代表 5回裏日本代表無死満塁、坂本(手前)が左犠飛を放ち、拍手で迎える日本代表ベンチ(撮影・浅見桂子)
日本代表対カナダ代表 5回裏日本代表無死満塁、坂本(手前)が左犠飛を放ち、拍手で迎える日本代表ベンチ(撮影・浅見桂子)

<4回>

【カナダ】 田口に代わって3番手には高橋礼。死球を与えたが、無失点で切り抜けた

【日本】 先頭の鈴木誠也が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁。続く吉田正尚の右翼フェンス直撃の二塁打と近藤の二ゴロで2-6

▽吉田正尚のコメント「チャンスだったので、積極的に行こうと思いました。強く、いいスイングができました」

日本対カナダ 4回表、日本3番手で登板する高橋(撮影・加藤哉)
日本対カナダ 4回表、日本3番手で登板する高橋(撮影・加藤哉)
日本対カナダ 4回裏日本無死二塁、右越え適時二塁打を放つ吉田正(撮影・加藤哉)
日本対カナダ 4回裏日本無死二塁、右越え適時二塁打を放つ吉田正(撮影・加藤哉)
日本対カナダ 4回裏日本無死二塁、二走鈴木は吉田正の右越え適時二塁打で生還しベンチの稲葉監督(左)とタッチする(撮影・加藤哉)
日本対カナダ 4回裏日本無死二塁、二走鈴木は吉田正の右越え適時二塁打で生還しベンチの稲葉監督(左)とタッチする(撮影・加藤哉)

<3回>

【カナダ】 先発山口から田口に交代。3者凡退に抑えた

【日本】 秋山が死球で出塁したが無得点

3回表、日本2番手で登板する田口(撮影・加藤哉)
3回表、日本2番手で登板する田口(撮影・加藤哉)

<2回>

【カナダ】 四球とヒットで無死一、三塁とされると6番打者の一、二塁間を破る一打で先制を許した。さらに押し出し四球と適時打、3点適時二塁打で0-6。この回は打者11人に4安打4四球と苦しんだ

【日本】 2死で浅村が四球、近藤のチーム初安打で一、二塁。8番松田の捉える飛球は右翼正面で無得点に終わる

▽山口俊のコメント「もう少しフォークの精度を上げないといけない。低めのボール球を見極められてしまったので、ブルペンで修正していきたい」

2回表カナダ無死満塁、山口はトソニに押し出し四球を与え失点する(撮影・加藤哉)
2回表カナダ無死満塁、山口はトソニに押し出し四球を与え失点する(撮影・加藤哉)
日本代表対カナダ代表 2回表カナダ2死満塁、ウッドに走者一掃3点適時二塁打を許し、生還した走者を背に悔しそうな表情の山口(撮影・浅見桂子)
日本代表対カナダ代表 2回表カナダ2死満塁、ウッドに走者一掃3点適時二塁打を許し、生還した走者を背に悔しそうな表情の山口(撮影・浅見桂子)
2回表を終え6失点の山口(左)に言葉を掛ける稲葉監督(撮影・加藤哉)
2回表を終え6失点の山口(左)に言葉を掛ける稲葉監督(撮影・加藤哉)

<1回>

【カナダ】 3者凡退。先発山口俊は先頭打者を力強い真っ直ぐで空振り三振に仕留めるなど2三振を奪った

【日本】 3者凡退。いずれも内野ゴロに倒れる

カナダ戦に先発する山口(撮影・加藤哉)
カナダ戦に先発する山口(撮影・加藤哉)

スタメン

【カナダ】

1(中)D・ポンペイ

2(遊)ダービル

3(三)ウッド

4(右)サンダース

5(二)レブランク

6(一)レナートン

7(左)T・ポンペイ

8(指)トソニ

9(捕)デグラン

先発投手=オーモン

【日本】

1(中)秋山

2(二)菊池涼

3(遊)坂本勇

4(右)鈴木

5(指)吉田正

6(一)浅村

7(左)近藤

8(三)松田宣

9(捕)小林

先発投手=山口


試合前

ベンチ前で円陣を組むナインの中心でジャンプする松田(撮影・加藤哉)
ベンチ前で円陣を組むナインの中心でジャンプする松田(撮影・加藤哉)
日本対カナダ 試合前、握手を交わす侍JAPAN稲葉監督(左)とラグビー日本代表SO田村(撮影・垰建太)
日本対カナダ 試合前、握手を交わす侍JAPAN稲葉監督(左)とラグビー日本代表SO田村(撮影・垰建太)
侍に招集された巨人ナインと談笑するマシソン(撮影・加藤哉)
侍に招集された巨人ナインと談笑するマシソン(撮影・加藤哉)
始球式を行うラグビー日本代表の田村(撮影・加藤哉)
始球式を行うラグビー日本代表の田村(撮影・加藤哉)

◆プレミア12 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催し、2015年に新設された国際大会。4年に1度開催。第2回の今回は東京五輪の予選を兼ねる。世界ランク上位12チームが出場。1次ラウンド(R)は4チームずつ3組に分かれ、各組上位2チームがスーパーRに進む。スーパーR上位2チームで決勝を争い、3、4位は3位決定戦を行う。15年の第1回大会は韓国が優勝、日本は3位だった。