今季限りで楽天を退団する嶋基宏捕手(34)のヤクルト移籍が濃厚となった。

楽天から減額制限を超える年俸ダウン提示を受け、自由契約を申し入れ、了承されていた。ヤクルトは2年契約を準備し、出場機会の増加を希望している嶋の意向にも沿う考えで、好条件がそろった。12日のトライアウト後に契約へと動く。

今季、正捕手の中村が126試合に出場。松本直、古賀ら若手が台頭しているが、経験豊富なベテラン捕手の加入で選手層に厚みを持たせるだけでなく、若い投手陣の育成にも好影響が期待できる。

また、ヤクルトは楽天から戦力外通告を受けた今野龍太投手(24)の獲得にも動く。宮城・岩出山高から13年ドラフト9位で楽天に入団。15年に右膝外側半月板を縫合手術して育成契約になったが、17年4月に再び支配下登録。今年5月18日のロッテ戦でプロ初勝利を挙げた。