他球団移籍を視野にソフトバンクから国内FA宣言した福田秀平外野手が、西武と「いの一番」で交渉に臨んだ。

グレーのスーツに淡いピンク色のネクタイを締めた福田は、緊張の面持ちで約40分の会談に臨んだ。「すごく緊張しました。交渉の中身は極秘ですが、お褒めの言葉をいただき、すごくうれしかった」と笑顔で話した。渡辺GMはレオのエースとして現役時代を知るだけに「緊張したけど、うれしかった」とほおを緩めた。

条件面など交渉内容は明かすことはなかったが「同じパ・リーグでやっているチーム。強いチームだし、すごく光栄に思う」と話した。プロ13年目でようやく手にしたFAの権利。契約条件も重要だが「レギュラー確保」を大きな目標に掲げている。「レギュラー争いはどこに行ってもしなくちゃならない。出場機会はどこでも勝ち取るもの。自分の人生なので、しっかりと考えていきたい」と神妙な顔で話した。

近日中にはヤクルト、ロッテとも交渉のテーブルにつく予定だ。「他球団の話もしっかり聞いて、考えていきたい」。宣言残留を容認しているソフトバンクを含めると、5球団以上が参戦。激しい福田争奪戦が始まった。